仕入先・サプライヤー探索
スリランカの紅茶サプライヤーを探す方法|輸入前の確認ポイント
セイロンティーの輸入を検討する際の、サプライヤーの探し方と確認ポイントを説明します。公的な登録制度や認証で確認できることと、確認できないことを整理します。
公開日 2026-08-27
結論:紅茶は所管機関が明確で、公開情報が多い分野です
スリランカの紅茶産業にはスリランカ紅茶局(Sri Lanka Tea Board)という所管機関があります。 産業の規制・行政を担う機関で、事業者の一覧、輸出者の登録制度、 認証制度などが整備されています。
つまり、他の分野に比べて日本にいながら無料で確認できることが多い分野です。まずその範囲を使い切ってから、次を考えるのが効率的です。
紅茶産業の公的な仕組み
| 仕組み | 内容 |
|---|---|
| Sri Lanka Tea Board | 紅茶産業の規制・行政を担う機関。栽培・製造・取引・輸出に関わる民間および政府の関係者で構成されています |
| Tea Directory | 紅茶局が公開している事業者の一覧 |
| 輸出者の登録 | 紅茶局のTea Exports Divisionが登録に関する書類を公開しています |
| Lion Logo | 「100% Pure Ceylon Tea packed in Sri Lanka」を示すマーク。紅茶局が保有し、国際的に商標登録されています |
| Colombo Tea Auction | 週次で行われる紅茶のオークション。1975年より Colombo Tea Traders Association(CTTA)が実施しています |
| ブローカー | Produce Brokers Act に基づき、紅茶局がライセンスしたブローカーが8社あります |
無料でできる確認
手順 1
Tea Directoryで事業者を確認する
紅茶局が公開しているTea Directoryで、事業者を確認できます。 EDBの輸出企業ディレクトリと合わせて見ると、候補の取りこぼしが減ります。
手順 2
Lion Logoの使用可否を確認する
Lion Logoはスリランカ国内でパックされた100%純セイロンティーであることを示すマークで、紅茶局が保有する商標です。 使用には紅茶局の定める要件があり、 紅茶局が認証の利用に関する資料を公開しています。
相手がLion Logoを使用していると説明する場合、どの製品に対して、どの範囲で使用が認められているのかを確認しておくと、後の表示トラブルを避けられます。
手順 3
取引形態を確認する
紅茶の調達には複数の経路があります。相手がどの立場かで、 できることが変わります。
- 製茶工場(ファクトリー)
- オークションで買い付けるブローカー・バイヤー
- ブレンド・パッキングを行う事業者
- 輸出商社
「工場を持っている」と説明されても、それがブレンド・パッキングの工場なのか、 製茶工場なのかで意味が違います。ここは最初に確認してください。
手順 4
サンプルを取り寄せる
紅茶は産地・標高・等級・ロットで品質が変わります。 書類の確認より、実際にサンプルを取り寄せて評価するほうが確実です。その際、ロット番号と製造時期を明記してもらってください。
輸入前に確認したいポイント
- 純セイロンティーか、ブレンドか。他国産の茶葉をブレンドした製品を、産地表示のあいまいなまま扱うと、 日本での表示に問題が生じます。原料の産地構成を書面で確認してください。
- 等級(グレード)の定義。等級表記は業界慣行に基づくもので、 同じ表記でも事業者によって実際の茶葉が異なることがあります。 サンプルで確認してください。
- ロット間のばらつき。農産品であるため、収穫時期や天候で品質が変わります。 継続調達する場合、ばらつきの許容範囲を事前に取り決めておく必要があります。
- 残留農薬・衛生に関する日本側の要件。食品として輸入する場合、日本側の手続きが必要です。 要件は輸入者側で確認する責任があります。管轄窓口にご確認ください。
- 保管と輸送。紅茶は湿気と匂いの影響を受けます。 倉庫の環境とコンテナの積み方は品質に直結します。
次の行動
候補企業を広く集める手順はEDB輸出企業ディレクトリの使い方に、探し方全体の選択肢はスリランカで仕入先を探す方法にまとめています。 工場を確認したい段階であれば工場を日本から確認する方法をご覧ください。
本記事の公的情報の最終確認日:2026-08-27
制度・手数料・画面構成は変更される場合があります。実際にお使いになる際は、各機関の公式サイトで最新の内容をご確認ください。
候補の加工場・保管状況まで確認したい場合
登録や認証の有無は公開情報で分かりますが、実際の加工場や保管状態は現地でしか見えません。
これから候補企業を探したい方
現在は調査設計のご相談のみ受付中です。
現地調査の受付準備を進めている段階のため、現在お受けしているのは「何を確認すべきか」「現地で確認できるか」といった調査設計のご相談までです。現地調査そのものの受付開始が決まりましたら、ご希望の方にご案内します。
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