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Lanka Field Checkスリランカ企業の現地確認・調査

取引前の企業確認

スリランカ企業との商談で確認したい質問リスト|契約・発注前チェック

スリランカ企業との商談で確認しておきたい質問を、そのまま使える形でまとめました。回答のうち現地で裏が取れる項目と、取れない項目も示します。

公開日 2026-08-27

結論:質問リストと、答えの読み方はセットです

商談で聞くべき質問そのものは、下にすべて掲載します。 ただし、この記事でお伝えしたいのはリストだけではありません。

質問の答えが本当かどうかは、質問では確かめられないという点です。 そこで各質問に、その回答をあとで検証できるかどうかの区分を付けました。

  • 不要:条件や意向を確認する質問。回答そのものが答えです
  • 書面:登記や認証など、書類・公開情報で照合できます
  • 現地:回答の裏を取るには、現場を見る必要があります

商談前にこの区分を頭に入れておくと、「どの回答は信じて進めてよく、どの回答は保留にすべきか」がその場で判断できます。

質問リスト

1. 会社と立場について

  • 契約と請求の名義になる法人の、登記上の正式名称と会社番号を教えてください。

    裏取り:書面

    通称と登記名が違うこと、グループ内の別法人が契約主体になることがあります。

  • 御社は製造元ですか、それとも輸出商社・代理店ですか。

    裏取り:現地

    立場によって、品質や納期に対して指示できる範囲が変わります。

  • 今回の窓口となる方の役職と、決められる範囲を教えてください。

    裏取り:不要

    後から「その条件は聞いていない」となることを防ぎます。

  • 日本向けの輸出実績はありますか。ある場合、どのような品目ですか。

    裏取り:現地

    日本市場向けの要求水準や書類手続きの経験量を推し量れます。

2. 製造と供給能力について

  • 製造は自社工場ですか、協力工場ですか。工場の運営法人名と所在地を教えてください。

    裏取り:現地

    「自社工場」と説明される施設が別法人であることがあります。登記で照合できます。

  • 月間の生産能力はどのくらいですか。その数字は他社受注を含めた上での余力ですか。

    裏取り:現地

    能力の数字は、余力なのか最大値なのかで意味が変わります。

  • 最低ロット(MOQ)と、その根拠を教えてください。

    裏取り:現地

    根拠を聞くと、実際の生産単位や資材の調達単位が見えてきます。

  • 発注から出荷までのリードタイムは。繁忙期はどのくらい延びますか。

    裏取り:現地

    平常時の数字だけでは、事業計画に組み込めません。

  • 原材料はどこから調達していますか。調達が滞った場合の代替はありますか。

    裏取り:現地

    供給の安定性は、工場そのものより上流で決まることがあります。

3. 品質と検査について

  • 品質検査はどの工程で行っていますか。検査記録は提出できますか。

    裏取り:現地

    記録が出せるかどうかで、品質管理の実態がある程度分かります。

  • 保有している認証があれば、認証番号と認証機関名を教えてください。

    裏取り:書面

    番号があれば有効性を確認できます。名称だけでは確認できません。

  • 不良が発生した場合の対応(再生産・返金・補償)はどうなりますか。

    裏取り:不要

    契約書に落とす前に、認識を揃えておく必要があります。

  • 出荷前に、写真や検査結果を提出していただくことは可能ですか。

    裏取り:不要

    出荷前確認を条件に入れられるかどうかは、リスク設計に直結します。

4. 取引条件と支払いについて

  • 希望される支払条件と、その割合を教えてください。

    裏取り:不要

    前払いの比率は、こちらが取るリスクの大きさそのものです。

  • 送金先口座の名義は、契約法人と同一ですか。

    裏取り:書面

    一致しない場合は理由の確認が必要です。

  • 初回は小ロットで試させていただくことは可能ですか。

    裏取り:不要

    受け入れられるかどうかで、相手の姿勢も見えます。

  • 輸出に必要な書類(インボイス、パッキングリスト、原産地証明など)は、そちらで手配いただけますか。

    裏取り:不要

    書類手配の経験があるかどうかは、実務の進行速度に影響します。

5. 継続性について

  • 創業からの年数と、従業員数を教えてください。

    裏取り:現地

    規模感の把握に使います。数字の正確性は別途の確認が必要です。

  • 主要な取引先の国・地域を教えてください。

    裏取り:現地

    輸出の実務経験がどこに厚いかが分かります。

  • 今回の窓口の方が不在になった場合、誰が引き継ぎますか。

    裏取り:不要

    担当者一人に依存した関係は、その人がいなくなると止まります。

答えの読み方

回答の内容そのものより、回答の仕方から分かることがあります。

相手の反応読み取れること
数字を即答できる日常的にその数字を管理している可能性が高いと考えられます
「確認して折り返します」と言って実際に返ってくる社内に確認できる体制があります。むしろ良い兆候です
根拠を聞くと説明が具体的になる実務を理解している担当者である可能性が高いです
質問のたびに条件が変わる確認項目を増やす材料になります
工場の所在地や運営法人名を答えられない自社工場ではない可能性があります。立場を改めて確認します

商談後にやること

  1. 回答を「不要」「書面」「現地」で仕分ける
  2. 「書面」の項目を照合する(登記、認証番号など。無料でできます)
  3. 「現地」の項目のうち、今回の判断に本当に必要なものだけを残す
  4. 残った項目について、確認するか、条件で吸収するかを決める

3番が重要です。「現地」区分の質問は多くありますが、 そのすべてを確認する必要はありません。 たとえば初回が小ロットのサンプル取引であれば、 生産能力の裏取りは不要なことがほとんどです。

次の行動

確認項目の全体像は取引する前に確認したい15項目に、発注直前の確認は発注・前払いする前に確認したいポイントにまとめています。

回答の裏取りが必要になった場合

質問の答えが本当かどうかは、質問では確かめられません。どの回答が現地で確認できるかをご相談いただけます。

回答の裏取りを設計する

確認したい企業がすでに決まっている方

現在は調査設計のご相談のみ受付中です。
現地調査の受付準備を進めている段階のため、現在お受けしているのは「何を確認すべきか」「現地で確認できるか」といった調査設計のご相談までです。現地調査そのものの受付開始が決まりましたら、ご希望の方にご案内します。