本文へスキップ
Lanka Field Checkスリランカ企業の現地確認・調査

取引前の企業確認

スリランカ企業と取引する前に確認したい15項目

スリランカ企業と初めて取引する前に確認しておきたい15項目を、「自分で無料で確認できる」「費用がかかる」「現地でしか確認できない」に分けて整理しました。

公開日 2026-08-27

結論:15項目のうち9項目は無料で確認できます

スリランカ企業と初めて取引する前に確認しておきたい項目を15に整理しました。 重要なのは項目そのものより、どれが無料でできて、どれが現地でしか確認できないかの切り分けです。

各項目に次の区分を付けています。

  • 無料:日本にいながら、費用をかけずに確認できます
  • 相手に聞く:商談やメールで確認します(回答の裏取りは別の話です)
  • 現地のみ:その場所を見る以外に確認する方法がありません

チェックリスト15項目

  1. 01無料

    正式な法人名と会社番号

    eROCの社名検索で確認できます。通称ではなく登記上の名称を押さえます。

  2. 02無料

    その法人が登記されていること

    同じくeROCで確認します。似た社名の別法人がないかも見ます。

  3. 03無料

    契約・請求・送金の名義が同じ法人か

    見積書、契約書ドラフト、請求書、口座名義を並べて突き合わせます。

  4. 04無料

    登記住所と、案内された所在地の関係

    一致しない場合、事務所と工場が別、あるいは移転済みなど理由があります。理由を確認します。

  5. 05無料

    その住所に建物が存在するか

    地図サービスの航空写真で確認します。規模が説明と矛盾しないかも見ます。

  6. 06無料

    ウェブサイト・ドメイン・連絡先の整合

    サイト記載の住所・電話番号が、書類の記載と一致するかを見ます。

  7. 07無料

    公的ディレクトリ・業界団体への掲載

    輸出企業であればEDBの輸出企業ディレクトリ、紅茶であればTea Directoryなどを確認します。

  8. 08無料

    受け取った登記書類の照合

    社名と会社番号の一致を確認します。eROC発行の電子書類であればトークンでの照合も可能です。

  9. 09無料

    認証・許認可の番号

    番号と認証機関名を控え、有効性を確認します。品目によっては輸出登録が必要な場合があります。

  10. 10相手に聞く

    担当者の所属と決裁の範囲

    「どこまで決められる方か」を聞きます。代理店の担当者が製造元の担当のように見えることがあります。

  11. 11相手に聞く

    自社製造か、外部委託か

    自社工場か協力工場かを聞き、工場の運営法人名と所在地まで確認します。

  12. 12相手に聞く

    生産能力・最低ロット・リードタイム

    数字で聞きます。繁忙期の変動も合わせて確認します。

  13. 13相手に聞く

    支払条件と送金先口座の名義

    前払いの割合、送金先の名義が契約法人と一致するかを確認します。

  14. 14現地のみ

    事業所・工場が実際に稼働しているか

    登記や書類には書かれていません。誰かがその場所を見る必要があります。

  15. 15現地のみ

    相手の説明と、現場の実態が一致しているか

    生産能力、設備、保管状況、作業の様子など。質問の答えは、質問では検証できません。

無料でできる項目の進め方

1〜9番は、記事で手順を公開しています。順番に進めれば、その日のうちに終わります。

「相手に聞く」項目の注意点

10〜13番は相手に聞けば答えが返ってきます。ただし、返ってきた答えが正しいかどうかは、聞くことでは確かめられません。

これは相手を疑うという話ではなく、構造の問題です。 たとえば「月産◯個まで対応できます」という回答が、 繁忙期の他社受注を含めた上での数字なのかどうかは、回答からは判別できません。

商談で使える質問の具体例は商談で確認したい質問リストにまとめています。

取引規模ごとの目安

15項目すべてを毎回確認する必要はありません。目安は次のとおりです。

段階確認する範囲
サンプル取引・少額の初回発注1〜9番(無料の範囲)
着荷後払い、または分割払いでの本発注1〜13番
前払いを伴う本発注1〜13番+14・15番の検討
製造委託・継続的な調達1〜15番

次の行動

まだ何も調べていなければ、1番から順に進めてください。 発注が近い場合は発注・前払いする前に確認したいポイントを、工場を確認したい場合は工場を日本から確認する方法をご覧ください。

本記事の公的情報の最終確認日:2026-08-27
制度・手数料・画面構成は変更される場合があります。実際にお使いになる際は、各機関の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

「現地でしか確認できない」項目が残った場合

チェックリストのうち、どの項目が現地で確認できるのかをご相談いただけます。

確認項目の設計を相談する

確認したい企業がすでに決まっている方

現在は調査設計のご相談のみ受付中です。
現地調査の受付準備を進めている段階のため、現在お受けしているのは「何を確認すべきか」「現地で確認できるか」といった調査設計のご相談までです。現地調査そのものの受付開始が決まりましたら、ご希望の方にご案内します。